この度「第 14 回 ACG 文化とテクノロジー国際シンポジウム＆バハムート論文賞（  The 14th International Symposium on ACG Culture and Technology & Bahamut Paper Award (ACGCT 2025) 」の論文募集を開始することをお知らせいたします。

「ACG」とは、アニメ、コミック、ゲームの頭文字を合わせた、1990年代の台湾に発祥した造語です。現在では、台湾、中国、そして東南アジア全域において広く用いられており、広範な日本のポップカルチャーの代名詞と同義となっています。

2012 年、国立交通大学において本シンポジウムが創設されました。プロデューサーの梁世佑（RainReader Liang）氏と数々の大学関係者、さらに総合コンテンツ情報ポータルサイト「バハムート」をはじめとするスポンサーたちの努力により、14 年にわたり台湾、中国、香港、シンガポールなどで継続的に開催されてきました。

参加者数の増加に伴い、内容も初期の作品批評やユーザー研究から、段々とコンテンツ産業の発展や社会との関係性、さらに AI / ARVR 環境など関連テクノロジーまで拡大しつつあります。企画論集の出版のほかに、ジャーナルの創設や産学間のマッチング、ベンチャー支援なども行われています。

2023 年には慶應義塾大学、2024 年には大阪大学との共同開催を通じて、多くの学者や参加者から貴重なご意見・ご指導を賜り、大きな成功を収めることができました。そして本年、RCGSとCMRCのご協力のもと、以下の2つの会場で国際シンポジウムを同時開催することとなりました。

様々なメディア・コンテンツ文化および関連テクノロジーをめぐって、ご見解やご経験をお持ちであれば、ぜひこの場にてご一緒にお分かち合いいただければ幸いです。

皆様のご応募とご参加を心より待ち望んでおります。何卒よろしくお願い申し上げます。

We are pleased to announce the call for papers for The 14th International Symposium on ACG Culture and Technology & Bahamut Paper Award (ACGCT 2025)

“ACG” is a term originating in 1990s Taiwan, combining the initial letters of Anime, Comics, and Games. In Japan, these media and related cultures have a long history and are positioned as part of mass culture in the age of consumerism.

The symposium was founded in 2012 at National Chiao Tung University. Through the efforts of producer Mr. Liang Shih-yu (RainReader Liang), numerous university affiliates, and sponsors including the comprehensive content information portal site “Bahamut” (巴哈姆特電玩資訊站), it has been continuously held for 14 years in Taiwan, China, Hong Kong, and Singapore.

With the increase in the number of participants, the content has gradually expanded from initial works criticism and user research to the development of the content industry, its relationship with society, and related technologies such as the AI/ARVR environment. In addition to publishing planned anthologies, we also established a journal, facilitated industry-academia matching, and provided venture support.

Through joint hosting with Keio University in 2023 and Osaka University in 2024, we received valuable opinions and guidance from many scholars and participants, leading to great success. This year, with the cooperation of RCGS and CMRC, we will simultaneously hold international symposiums at the following two venues.

If you have insights or experiences regarding various media and content cultures, as well as related technologies, we would be delighted if you would share them with us at this event.

We sincerely look forward to your submissions and participation. Thank you for your kind consideration.

■ 開催日程

台湾会場

11 月 8 日（土）開会式、基調演説、発表
11 月 9 日（日）企画フォーラム

日本会場

11 月 29 日（土）開会式、基調演説、論文発表、コーヒーブレイク
11 月 30 日（日）論文発表、企画フォーラム、閉会式、懇親会
12 月   1 日（月）聖地巡礼特別企画（希望者のみ）
12 日  2 日（火）訪問日、ビジネスデイ

■ 会場

台湾国立清華大学新竹キャンパス
日本京都市立命館大学衣笠キャンパス

■ メイントピック

● 時代と地域を問わず、アニメ、漫画、ゲーム、ライトノベル、モデリング、コスプレ、VR活動などのメディア・コンテンツを対象とする社会的・文化的研究。
● 映画、ドラマ、演劇、動画配信、ネット小説など、上記に隣接する領域の研究。
● 様々なコンテンツをめぐるテキスト研究、ただし文芸批評を除く。
● メディア・コンテンツ文化の消費者・受容者をめぐる研究。
● 前記の諸領域に関連するテクノロジーを対象とする研究。
● 以上の諸領域をめぐる産業関係の研究。
● その他メディア・コンテンツ文化または関連テクノロジーへの研究。

■ 執筆要項

本学会では、専門学術誌『泛二次元研究』（ISSN: 2960-2076 (Online) / 2960-0367 (Print)  DOI : 10.30204/ACGNS）（査読あり）を発行しており、定期的に論文集も出版しております。

学術誌への投稿をご希望される方は、下記の投稿詳細に従って論文をご執筆ください。また、2024 年大阪大学で開催されたシンポジウムの論文集は、交通大学学術出版会（NCYU Press）より出版予定であり、本年のシンポジウムにて展示いたします。

投稿の際には、APAスタイルテンプレートまたは執筆マニュアルをご参照ください。論文の全文は、約6,000字から15,000字とし、20,000字を超えないことを原則とします。

APAスタイルテンプレート兼執筆マニュアル(Download)

一方、学術誌への投稿を希望せず、発表を通じて情報交換や交流を主な目的とされる方は、要旨のみのご提出でご参加いただけます。

■ 大会言語

日本語、中国語、英語

■ 参加申込とスケジュール

発表希望者は本ページにてお申し込みいただきます。発表要旨は、このフォームにてアップロードしていただきます。発表されない一般参加者の登録は、10 月以降別途開設します。

https://forms.gle/p5fzujTroN2dQncG9

問い合わせ

[email protected]  or  [email protected]

6  月 30 日：発表者申込・要旨提出を締め切ります。
9 月上旬より：審査を経た上、採用された発表者には順次お知らせし、1 週間以内に英語や中国語要旨をご提出いただきます。

主催
U-ACG、RCGS、CMRC

実行委員会
● 梁世佑（U-ACG）
● Martin Roth (RCGS, Ritsumeikan University)
● 王威智（ 国立清華大学）
● 大山真司（CMRC）
● アルベルトゥス=トーマス・モリ（国立民族学博物館）